乳がん治療と仕事とわたし

人生100年時代のちょうど折り返し地点、50歳で乳がんになりました。

命がかかるとできるダイエット

気が付けば、乳がんの手術をしてから3か月以上が経った。体力的には手術前に完全に戻ったと思う。ホルモン剤の副作用もそれほどひどくなく、時々ホットフラッシュで一人で大汗かいて挙動不審になるのと、気力が減退気味なくらいかなぁ。生活に支障はない。

乳がんに気づく前、去年の秋ごろからダイエットを始めていた。オオバコパウダーとかおからパウダーとかで摂取カロリーダウンを目指して頑張りかけてたんだけど、乳がんの疑いが出て、手術するかもしれないからダイエットしてる場合じゃない状態に。暴飲暴食はしないものの、食べたいだけ食べてたら・・・人生最高体重に(泣)

その後乳がんが見つかって本当に手術を受けることになり、周りの皆さんには心配されながらも、古いお付き合いの友人からは「あなたは基礎体力あるからきっと大丈夫!すぐに退院させられるよ!」と励まされた。

入院当日、娘に付き添ってもらったんだけど、娘の目の前で体重測定、娘を絶句させる(笑)。いや、いま最高地点だからね、と言い訳。そして手術が無事終わり、友人が言っていたように「え?もうですか?」というタイミングで退院させられそうになり、心配だから一日延ばしてもらった。

入院中はもちろん病院食。私は結構好きだった。身体が求めているものを出してくれてる感じ。で、気づいたんだけど、ご飯の量は普段より多め(150g)、おかずの種類は多いけど、おかずの量は普段の3分の2くらいかなぁ。あー、普段おかずを食べすぎてたのかぁと思った。

ほとんど運動しない入院期間中だったけど、さすがに入院時より1㎏減った。もうちょっと減る予定だったんだけど。

退院してしばらくして、Amazonで本を買った。そしてビビった!

 

聖路加国際病院 乳がん術後の心と体を守るダイエット

 

肥満が乳がんのリスク上昇要因の一つになることはなんとなく知ってた。けど、”乳がん診断後の肥満度の上昇は「ほぼ確実に」再発リスクを上昇させる” とあった。いや~ん、そうなの~?そんなのやだ!退院後、5年後の生存率やお薬の副作用のことを調べてちょっとナーバスになってたから、効果てきめん!

抗がん剤投与ありならダイエットの気力なんてないだろうと思ってたけど、きつい抗がん剤はしない方針にしたので、命がけダイエットスタート!もともとやろうと思ってたダイエット、それがうまくいけば再発のリスクを下げられるんだったらやるよやるよ~!

ってことで、使い始めたのが「あすけん」というアプリ。摂取カロリーと消費カロリー、体重の管理ができるアプリで、有料プランだと写真を撮るだけで食べたもののおおよそのカロリーが計算される。今までカロリー計算が面倒くさくて適当だったけど、それを使い始めると自分の食べすぎポイントがわかって管理できるようになった。

本では、急激なダイエットは体力を減退させるので、ほどほどにダイエットしながら筋トレなんかも取り入れましょうね、と書かれていた。推奨されている1日の摂取カロリーは1500kcal。

アプリの有料プランお試し期間が終わって、どうしようか迷ったけど、無料プランで頑張ることにした。写真でカロリー計算しても、実際ちょっと修正が必要だったりするので、それなら最初からメニュー検索して選んでもそれほど手間は変わらないなと思って。

ほかにも機能が制限されるみたいだけど(あまり理解してない)、私にとって重要なのは1日の摂取カロリーを知ること。時々記録し忘れたり、さぼっちゃったりしてるけど、使い始めてから約3か月で3㎏落ちた!入院時の最高記録からは4㎏減!月1㎏減は理想的。体重の増減グラフを毎日見てニヤニヤする私。ひゃっひゃっひゃ。

今までなかなか成功しなかったダイエット。命がかかるとできるのね。この本に出会えてよかった。おかげでダイエットの必要性をきとんと頭で理解でき、具体的な方法を知り、進めることができてる。レシピも載ってるから便利。

そしてまだ続いてる作り置きブーム。IKEAのガラスのタッパがお気に入り♪ちょっとフタしにくいけど。

 

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