乳がん治療と仕事とわたし

人生100年時代のちょうど折り返し地点、50歳で乳がんになりました。

入院の日

いよいよ入院。入院が決まって家族で話してるときに、面会はコロナの影響でできないけど、入退院の時と手術の時に一人だけ付き添いができると言うと、娘が「家族代表で付き添うわ!」と手を挙げてくれた。

遠方に住んでいる息子も、入院の時には行くわ~と言ってくれてたけど、一人しか付き添えないし、また落ち着いてから来てくれたらいいよと言っておいた。

荷物は3泊4日分の旅行のような感じ。コロコロのスーツケースに入れて持って行った。

持って行って役に立ったもの

・前あきパジャマ3着(2着でよかったな~)

・前あき肌着4着(3着でよかったな~)

グンゼの縫い目なし半そでパッド入りがとても良かった!

電動歯ブラシ

利き手側の手術だったので、術後に役立った。

・本

積ん読がたくさんあったので。とても有意義に過ごせた。

・ノートPC

これは病院によっては大部屋ではダメかも?

イヤホンを用意して、Amazonプライムビデオをいっぱいダウンロードしておいた。

・紙パックのオレンジジュース

術後、食事ができるようになってから買い物に行けない間に飲んだ。

・ミネラルウォーター

お薬を飲むのに必要。術後、水分を摂ってよくなったときにもお水を飲んだ。

 

持って行ったらよかったなぁと思うもの

・クッションや抱き枕

術後、寝返りがうてないのでとにかく腰が痛い!クッションがあれば向きを変えられてよかったと思う。

・時計

動けなくてスマホを見られないときも、時間は確認したいので後から持ってきてもらった。

・のど飴

術後、のどがガラガラになるので娘に買ってきてもらった。

 

午前中に麻酔科の先生の問診を受けて口腔外科に行った。全身麻酔の時には呼吸をサポートするために、口に酸素の管を入れるそうなんだけど、グラグラしてる歯があると抜けてしまうこともあるのだそう。え?そんなに恐ろしいものなの?と、ちびっと怖くなる。幸い、今のところ歯は丈夫だし、先日虫歯治療も終わったし、問題なし♪

入院前のいろいろな問診で、自分としてはアルコールを毎日飲んでること(汗)、血圧が高めなことをとがめられるんじゃ・・・と、かあちゃんに怒られそうな子どものようにビビってたんだけど、それは手術では大きな問題ではないようだった。それよりも呼吸が大事らしく、たばこを吸ってなくてよかったと思った。たばこを吸っていると痰が絡みやすいのだとか。

病棟への入院は午後からになるので、手続きだけを済ませて娘と外でランチ。入院前に刺激物はどうかと思ったけど、スンドゥブを食べてしまった。美味しかった!

まだ時間があったので、そのままスタバへ。コーヒーを飲んでると地震!!!けっこうでかかった!そのとき、手術中に地震がおきたらどうしよう~と頭をよぎった。けど、こればかりはどうしようもないよねぇ。

そして病棟へ。4人部屋と聞いていたけど、案内されたのは2人部屋だった。部屋に案内されて説明を受けて、娘にはそれで帰ってもらった。ありがとね。なんか落ち着かないのでとりあえず荷物整理。そして歯磨き。

そのあと、リンパへ液を流すための注射を受けた。これはそれほど痛くなく、時間もあまりかからなかった。

部屋に戻ると隣の人が入院していたので、挨拶して軽くおしゃべり。と言っても、コロナで面と向かった会話はあまりしない方がいいので、仕切りのカーテンをしたままカーテン越しに話すことがほとんどだった。妙な感じ(笑)あまり歳は変わらない様子。同じ乳がんで片側全摘だそう。手術日も一緒だった。ちょっと心強い。

夕方の景色を窓から見ながら、「なんて贅沢な時間なんだろう」と思った。今しなくてはいけないことがない、という時間。手術前日だというのに、嬉しかった。「夢をかなえるゾウ4」の続きを読む。面白い!

そして晩ごはん。標準食だけど病院のごはんはやはりあっさり。でも今のわたしにはこれくらいがいい。明日は丸一日食べられないと思うと、ゆっくり味わって食べないと、という気になった。こんなにごはんと向き合って味わって食べるのも久しぶり。家族に食事の写真を送ると、息子は「5人前はいけそう」だと(笑)

わたしは枕が変わると眠れない人なので、きっと夜は眠れないだろうけど、その方が明日の術後に爆睡できていいよね、と思った。そしたら本当に2時間くらいしか眠れなかった(汗)

 

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