乳がん治療と仕事とわたし

人生100年時代のちょうど折り返し地点、50歳で乳がんになりました。

乳がんだからこそできること

久しぶりの友人とカフェへ。コロナ禍でなかなかこんなこともできなかったけど、このタイミングでおしゃべりできるのは有難かった。2時間ほどおしゃべり。とても心地よい時間だった。

 

彼女もキャリアコンサルタント。お互いのキャリアについて話しながら、自分のこの先のことを考えた。がんになったことで(まだわかってないけど)キャリアコンサルタントとして、がんになった人に対するキャリアコンサルティングができるのでは?と思い始めた。

 

帰宅してまたネットでいろいろ調べてしまう。経験談を読んでいると、治療するために1ケ月くらいは仕事を休まないといけないようだ。半年休んだという人もいる。やはり2月に学生の成績をつけた後だな。それなら4月の新年度に間に合うかもしれない。休むなら最適な時期。でも、本当に4月に間に合うのか?間に合わなかったら担当の授業はどうしたらいい?初めて担任を持った2年生の卒業式には出られるのか?いっそのこと、年度終わりに短大の仕事は辞めて、フリーランスに戻ったほうが周りに迷惑をかけず、しかも自分らしいのでは?と、かなり気持ちが揺れる。

 

がんの治療と仕事との両立支援があると聞いたことがあるけど、実際自分がそういう立場に立つと有難い仕組みがあるんだなという気持ち。それなら、自分が治療しながら働いて、何か問題があるなら解決をしていけばその経験が誰かの役に立つのでは?なんてことも考える。

 

がん経験者のブログを読んでいると、がんであることを職場に伝えたら、無言の圧力があって、辞めざるを得なかった、という記事もあった。圧力はなくても、職場に迷惑をかけたくなくて自分から退職を選ぶ人も多いらしい。差別されるのか・・・。戦力じゃなくなるのか・・・。そんなに治療って大変なのか・・・。不安がよぎるけど、だからこそ治療しながら働き続ける意義があるんじゃないのか、と思い始める。

 

こんな時でも、起きていることを自分の経験値とかキャリアプランとつなげて考えてしまっている自分に、ちょっとクスっとなった。さすが、わたし♪。こんな風に考えられている自分を、強いな~と思った。

 

そういえば、以前、転機を迎えようとしているとき、占いに行ったことがあった。その時に「私が頼っていいのは誰ですか?」と聞くと、「あなたはとても強い人なので、どんなことがあっても自分で解決されます」と笑顔で言われて、ほ、ほんまかいなと思ったことがあった。ほんまやったな(笑)。

 

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